手術支援ロボット
ダヴィンチ Xi
ダヴィンチXiは米国インテュイティブサージカル社が開発した手術用ロボットで、鏡視下手術と同様に患者さんの体に小さな穴を開けて行うため、開腹手術に比べて身体的な負担を軽減できます。
ダヴィンチXiはサージョンコンソール、ビジョンカート、ペイシェントカートの3つの機械によって構成され、医師はペイシェントカートのアームについている鉗子やカメラをサージョンコンソールで遠隔操作して手術を行います。
サージョンコンソールで3D画像を見て手元のコントローラーからペイシェントカートのアームの先に装着した内視鏡や鉗子などの手術器具を遠隔操作します。
ビジョンカートなどのモニターにサージョンコンソールで手術中の画像が映し出され、手術スタッフは執刀する医師と同じ画像を共有できます。
ロボット支援直腸手術では、腹腔鏡下手術と同様に、お腹に5mmから1cmの小さな穴のような傷を5ヶ所ほどつけて炭酸ガスでお腹を膨らませてお腹の中に手術する空間を作り、小さな傷から入れたアームの先端を手のように動かして手術を行います。そのため、特に狭い骨盤内でより精密な手術が可能となります。また、傷が小さく分散するため、お腹を大きく縦に切って行う開腹手術に比べて、術後の痛みや癒着、腸閉塞、傷口の感染などの後遺症が少ないなどのメリットがあります。
主に執刀にあたるのは、日本ロボット外科学会の専門医(国内A級)でもあり、日本内視鏡外科学会が制定しているロボット支援手術[大腸(直腸、結腸)]のプロクター(手術指導医)やインテュイティブ社のロボット大腸[直腸、結腸]手術メンター(手術指導医)にも認定されている内視鏡ロボット手術センター長の奥田準二Drです。奥田準二Drは、大腸がんの外科治療をメインに、開腹手術よりも精密で心身に優しい内視鏡下大腸手術(腹腔鏡下大腸手術、ロボット支援直腸手術や経肛門内視鏡手術など)を専門としています。国内外の多くの病院からの依頼出張手術も含め、執刀や指導した腹腔鏡下大腸手術件数は2023年2月で8000件を越え、またロボット支援大腸手術も300件を超えています。奥田準二Drのプロフィールなどの詳細は下記ページをご参照ください。
ダヴィンチによるロボット支援手術について詳しく知りたい方は
お問い合わせ下さい